【ボイトレ】正しい舌の位置を覚えよう【世の中の間違ったメソッド】




中野・シャーペッグ・ミュージック・カンパニーのボイストレーナーLEEです。

あなたは歌うとき、舌の位置をどこに定めていますか?

舌の位置は、喉のポジションを定める上でとても重要になってきます。

 

正しい舌の位置を覚えよう

数年前にテレビで見た事があるのですが「舌は下の歯の裏側にくっ付けなければいけない」という教え。

「舌を引っ込めると声が出なくなるから、舌は前に出さなければいけない」というものでした。

あなたはこういう事を聞いた事ありますか?

 

しかしこれは間違いです。

舌を下の歯の裏にくっ付けた状態で歌えば、舌根が上がり、喉は締まってしまいます。

なので舌が下の歯の裏側にくっついてはいけません。

 

舌根は下げ、舌が歯の裏にくっつかないように注意しましょう。

また高音域に行っても舌根が上がってこないように、腹と背中で支える事が大切です。

支えに関する具体的な説明はこちら

【ボイトレ】支えの技術を徹底解説【声を体で支える方法】

2016年7月8日

 

あくびをするように

そもそも「喉を開ける」という事と「舌を下の歯にくっつける」というのは非常に矛盾している事です。

よく「あくびをするように」という教えがありますが、あくびをした時の舌の位置を考えてみて下さい。

舌は奥に引っ込んでますよね?

その位置が正しい喉のポジションです。

喉を開ける感覚に関する具体的な説明はこちら

 

ただ「あくびをするように」というメソッドに関しては、軟口蓋が落ちやすくなるので注意が必要です。

舌根は下げますが、軟口蓋は高く保たなければいけません。

軟口蓋に関する具体的な説明はこちら

【ボイトレ】軟口蓋を上げて鼻腔共鳴を手に入れよう【喉声を改善する方法】

2016年7月16日

 

歌を歌う時の口の中の動きは、シンプルなものではありません。

出来るようになってしまえばシンプルなものですが、出来ない段階で改善していくというのは、とても複雑に感じるものです。

ご自分の中の一番良い響きを掴んで、美しい声を手に入れて頂ければと思います。

声の響きに関連する動画はこちら

 

まとめ

舌はあくびをする時の位置が正解

舌根は下げ、なおかつ高い響きで歌えるように訓練しましょう!

 

LEE




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