中野・シャーペッグ・ミュージック・カンパニーのボイストレーナーLEEです。
近頃「ちょっと歌ったらすぐ喉が疲れてしまうんですけど、どうしたら良いですか?」というご質問を頻繁に受けます。
あなたはこのような悩み、抱えてませんか?
「発声が悪いから」と言えばそうなのですが、別の考え方として「燃費が悪い」という風にも考えられます。
発声にとってこの「燃費」は非常に大切な要素の一つです。
ではどうしたら燃費の良い発声を習得できるようになるのか?
今回はこの「燃費」についてお話していきたいと思います。
燃費の良い発声を覚えて、長時間歌える喉を手に入れよう
燃費の良い発声とは、少ない息の量で声を響かせる技術です。
それにより喉が疲れにくくなるので、長時間歌い続けられるようになります。
オペラ歌手が長いフレーズを息継ぎせずに歌いきれるのは、燃費の良い発声をしているからです。
決して強靭な肺活量を持っている訳ではありません。
息の量をお腹で調節しながら歌っているのです。
どうしたら燃費の良い発声を作れるようになるの?
最も大切なことは息をお腹で支えることです。
息をお腹で支える事が出来なければ、歌声をお腹で支える事は出来ません。
支えに関する具体的な説明はこちら
逆に支えの無い歌声は燃費が悪くなる為、喉に過度なストレスがかかり、すぐに疲れてしまいます。
また息を必要以上に放出してしまう為、フレーズの途中で息が足りなくなったり、フレーズとフレーズの間で息を吸う事に必死になってしまいます。
プロの世界で燃費の良い発声は必要不可欠
プロの世界では毎日歌を歌わなければいけないので、燃費の良い発声は必要不可欠です。
「昨日歌ったから今日は歌えません」などと言ってられません。
20代前半まではいくら歌っても寝れば回復しますが、だんだんそうじゃ無くなってきます。
なので燃費の良い発声を覚えないと、年をとって歌えなくなるという事です。
支えを覚えれば疲労も減るし、息も長く続くようになるし、声の響きも自然と変わります。
支えは発声にとって最も重要な技術になりますので、必ず身に付けましょう。
声の響きに関連する動画はこちら
まとめ
燃費の良い発声を習得する為には、支えを覚えよう
一生健康な喉で歌えるように、正しい訓練を心掛けましょう!
LEE
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