中野・シャーペッグ・ミュージック・カンパニーのボイストレーナーLEEです。
あなたは歌っていて声が裏返った事はありますか?
おそらくほとんどの方が経験された事がありますよね。
公の場で歌って声が裏返り、恥ずかしいと感じた経験は、多くの方がお持ちだと思います。
では何故声は裏返ってしまうのか?
またどうしたら裏返らずに歌うことが出来るのか?
今回はこれをテーマにお話をしていきたいと思います。
なぜ声は裏返ってしまうの?克服法を徹底解説!
なぜ声は裏返ってしまうのか?
それは、声帯に過剰な負荷をかけて発声しているからです。
どういう状態になったら声帯に過剰な負荷がかかるの?
過剰な負荷がかかってしまう原因は2つあります。
- 喉(舌根)が上がった状態で発声している
- 喉で力んで、吠えたような声になっている
初心者の場合は、この両方に当てはまる方がほとんどです。
喉が上がった状態で力む事は、声帯に大きな負担がかかります。
どうしたら裏返らないで歌えるようになるの?
頻繁に声が裏返る方は、まず舌根の位置に注意しましょう。
喉のポジションが高いと声帯の締め付けが強くなり、声帯にかかる負担が大きくなります。
なので舌根の位置を下げ、声帯にかかる負担を軽減する事が大切です。
ただし舌根が下がった状態でも、力めば声は裏返ります。
あくまで大切なのは、声帯に負担をかけない事です。
舌根を下げ、喉で吠えないように、体の使い方から学ぶ事が大切です。
体の使い方に関する具体的な説明はこちら
舌根を下げて歌う為にはどうすれば良いの?
やはり喉を開ける意識が大切です。
例えば、あくびをしている時に声が裏返る事はありませんよね?
どんなに高い声であくびをしても、声は裏返りません。
それはなぜか?
喉が開いてるからです。
では声が裏返ってしまう人は発声が悪いって事?
そうです。発声が悪いからです。
私も大学4年生の頃、頻繁に引っくり返ってた時代がありました。
今は引っくり返る事はありませんが、その癖が改善されるのに1年くらいはかかりました。
発声を勉強している段階では、多くの人が頻繁に裏返ってしまう時代を経験するものです。
なので今そういう時期に差し掛かっている方は、ひたすら喉が上がらないように気を付け、喉で吠えないように、体の使い方から学ばなければいけません。
正しい発声を覚え、お客さんに不安を与えない歌声を作りましょう。
まとめ
裏返らないで歌う為には、喉を開け、喉で力まないようにする事が大切
話す時に、声が裏返ってしまう場合も同じです。
舌根を下げれば裏返らなくなりますよ。
喉を開ける感覚についてはこちらの動画をご覧ください♪
LEE
初めまして。声が裏返る原因を調べていたら辿り着きました。
声が裏返らないようにするには「舌を下げて、喉を開く」とはよく聞きますが、実際にそれをやってみるとそれっぽいことは出来ますが力んでいるために舌が緊張して硬くなってしまい呂律が回らなくなってしまいます。
これは何度かやっていると自然に改善されることなのでしょうか?
この前、音楽の歌のテストでクラスみんなの歌声をきいたのですが、声が裏がえっていたひとがいました。10月に文化祭で合唱コンクールがあるのですか、このサイトに書いてあることを参考にさせていただきます。ただ、私は自分で理解する事ができても説明するとこが苦手なので、どのように説明すれば良いのか、教えていただければ幸いです。