中野・シャーペッグ・ミュージック・カンパニーのボイストレーナーLEEです。
あなたは正しい発声というものをどのように考えていますか?
誰でも歌い手であれば、発声について色々な考えを持ってると思います。
しかしその価値観が間違っていれば当然良い声は出ませんし、上手く歌う事は出来ません。
そしてその間違っている価値観が故に、大きく発声を崩してしまっている場合は、一度根本から発声を建て直さなければいけません。
発声の建て直し
例えば、普段から喉で音程を取っている歌い手がいるとします。
喉で音程を取るというのは、体を全く使っていないという事です。
喉は低音域から高音域まで下げた状態で歌わなければ、体との連携が途絶えてしまいます。
しかしこれを突然その人にやらせようとしても当然できる訳がありません。
ではその人はどうしたらその技術を得られるようになるの?
それは先ほども申し上げた通り、一度根本から発声を建て直さなければいけません。
全てを崩し、土台から作り直さなければいけないという事です。
1から学ぶというのは気が遠くなる話かもしれませんが、発声を大きく崩してしまっている人は、そこからスタートをしなければいけません。
それを面倒臭がっていたらいつまで経っても体は使えるようになりません。
発声の土台とは?
発声の土台は、いつも申し上げている通り、呼吸にあり、お腹と背中の支えにあります。
それが発声にとっての本当の基礎です。
呼吸と支えに関する具体的な説明はこちら
しかしそれを学ばずに歌手を目指す人が99.9%の世の中です。
だからほとんどの人が発声に悩み、崩し、壊してしまうのです。
一生懸命やればやる程、発声が悪い方向に行ってしまうのは基礎を学ばないからです。
今まで喉に頼って歌っていた癖を全て取り除き、1からスタートする為には、体の使い方から丁寧に学ばなければいけません。
それは、非常に勇気のいる事ですし体力も使います。
しかし、そのまま足掻いて悩み続けるより、確実に明るい道筋が見えてくるはずです。
自分の持っている能力を最大限に引き出せるよう、自分の歩む道を慎重に選んで頂ければと思います。
まとめ
自分の発声に未来を感じないのであれば、一度全てを崩して基礎から学び直そう
基礎はあなたの歌手人生を一生支え続けます。
LEE
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