中野・シャーペッグ・ミュージック・カンパニーのボイストレーナーLEEです。
あなたは普段歌う時、何を考えながら歌っていますか?
歌詞の事を考えながら歌っていますか?
それとも声の事を考えながら歌っていますか?
ご存知の通り、歌とは詩を音楽に乗せて伝えるものです。
しかし実際問題、詩と音楽の両方を完璧に表現するというのは非常に難しいものです。
では歌を歌う時、何を重視し、何に最も気を付けなければいけないか?
今回はこれをテーマにお話をしていきたいと思います。
歌う時に最も気を付けなければいけない事とは?
私はこのブログで「心」についてあまり言及してきませんでしたが、歌の根本は心です。
心の無い歌は人の心を動かす事は出来ません。
しかし心と言うものは時に制御不能になるもので、熱くなりすぎた結果、肝心の歌が崩壊してしまう事があります。
これではいくら心があっても聴いているお客さんは興醒めとなってしまいます。
心より歌(音楽)が優先
理想は100%の心と、100%の技術を聴かせる事です。
心を優先するあまりに歌(音楽)が崩壊してはいけませんし、歌を優先するあまりに心が無くなってもいけません。
しかし、これはとても難しいもので、やはりどちらかを優先させなければいけないとなった時は、歌を優先させなければいけません。
例えば人に料理を作る時は、当然そこには心が存在します。
それはまず大前提の話で、家族や知り合いなら多少味がおかしくても、みんな食べてくれます。
しかしそれは身内だからです。
これがお店だったら、愛が有ろうが無かろうが、もうそのお店には行かないと思います。
歌も同じです。
全く知らないお客様に歌を聴かせるというのは、ある意味ミスが許されないのです。
心は大前提にあって、その上で技術を磨き歌を聴かせなければいけません。
「テクニックで歌うな、心で歌え」という人もいますが、それはテクニックを兼ね備えた人が言う言葉です。
歌手を志す方はテクニックから逃げずに、貪欲に学ばなければいけません。
心もテクニックも兼ね備えた歌手を目指して訓練に励みましょう。
まとめ
心を優先させる事で歌が崩壊してしまうのであれば、歌を優先させなければいけない
歌がしっかり歌えなきゃ誰も聴いてくれませんよ!
LEE
コメントを残す