中野・シャーペッグ・ミュージック・カンパニーのボイストレーナーLEEです。
あなたは歌うとき、舌の位置をどこに定めていますか?
舌の位置は、喉のポジションを定める上でとても重要になってきます。
正しい舌の位置を覚えよう
数年前にテレビで見た事があるのですが「舌は下の歯の裏側にくっ付けなければいけない」という教え。
「舌を引っ込めると声が出なくなるから、舌は前に出さなければいけない」というものでした。
あなたはこういう事を聞いた事ありますか?
しかしこれは間違いです。
舌を下の歯の裏にくっ付けた状態で歌えば、舌根が上がり、喉は締まってしまいます。
なので舌が下の歯の裏側にくっついてはいけません。
舌根は下げ、舌が歯の裏にくっつかないように注意しましょう。
また高音域に行っても舌根が上がってこないように、お腹と背中で支える事が大切です。
支えに関する具体的な説明はこちら
あくびをするように
そもそも「喉を開ける」という事と「舌を下の歯にくっつける」というのは非常に矛盾している事です。
よく「あくびをするように」という教えがありますが、あくびをした時の舌の位置を考えてみて下さい。
舌は奥に引っ込んでますよね?
その位置が正しい喉のポジションです。
喉を開ける感覚に関する具体的な説明はこちら
ただ「あくびをするように」というメソッドに関しては、軟口蓋が落ちやすくなるので注意が必要です。
舌根は下げますが、軟口蓋は高く保たなければいけません。
軟口蓋に関する具体的な説明はこちら
歌を歌う時の口の中の動きは、シンプルなものではありません。
出来るようになってしまえばシンプルなものですが、出来ない段階で改善していくというのは、とても複雑に感じるものです。
ご自分の中の一番良い響きを掴んで、美しい声を手に入れて頂ければと思います。
声の響きに関連する動画はこちら
まとめ
舌はあくびをする時の位置が正解
舌根は下げ、なおかつ高い響きで歌えるように訓練しましょう!
LEE
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