一問一答!
中野・シャーペッグ・ミュージック・カンパニーのボイストレーナーLEE(@BRAD_LEE19)です。
今回も読者様のご質問にズバズバ答えていきます!
今回のご質問はこれ!
名前(ペンネーム可): TOMO
性別: 女性
相談・質問のタイトル: 喉のケアについて
相談・質問の内容: 代表インストラクターの方が声楽のご出身とありますが、喉のケアってどうしていらっしゃいますか?
扁桃腺持ちで喉が生まれつき弱いのですが、喉を商売道具にしているプロの方のケア方法を知りたいです。
TOMOさん、ご質問ありがとうございます!
喉のケア、大事ですよね。
歌い手は、ちょっとした乾燥や、喉風邪でも仕事に影響が出てしまうので、体調管理がとても大変です。
では筆者である私が、どのように体調管理を行っているか?
ご質問にお答えさせて頂きます。
歌い手必見!風邪を引かない方法
私は体調管理には気を付けていますが、特別な事はほぼ何もしていません。
喉を枯らさない程度に毎日歌って、喋る。
こんな感じです。
特別な飴を舐めたりもしてませんし、むしろ飴はほとんど舐めません。
喉の調子が悪くなることは無いの?
私にとって「喉の調子が悪くなる=風邪」です。
風邪を引かないように日々気を付けています。
なので今回はちょっとご質問の意図から外れますが、私独自の風邪予防法についてお話しをしていきたいと思います。
TOMOさんがお求めになる「喉のケア方法」にも必ず関係してきますので、是非ご参考にして頂けたらと思います。
筆者の風邪予防法
- よく寝る
- よく食べる
- 毎日湯船に浸かる
- 風邪薬は絶対に飲まない
以上です。
「え?それだけ?」って思われた方もたくさんいらっしゃるかもしれませんね。
でも実は体調管理にはすごく気を付けています。
もともと風邪を引きやすく、しかも必ず喉風邪から始まる私は、いつも神経質に風邪予防をしていました。
これまでに試した予防法
- 鼻うがい(ちょっと高価な器具を使って)
- 吸入器で吸入(ちょっと高価な器具を使って)
- 寝る時に加湿器をガンガン炊く
- 寝る時も、外でも常にマスク
この結果私の体はどうなっていったか?
免疫力がどんどん低下し、更に風邪を引きやすい体になってしまいました。
そして私は一時期、本当に死ぬんじゃないかと思うくらい長期間の風邪を引きました。
演奏の仕事が忙しくなり、医者には「忙しすぎるから、そのストレスで風邪が治らないんだ」と言われました。
しかし、私自身はそれが原因では無かったと確信しています。
風邪が治らなかった最大の原因とは?
その時の原因は間違いなく、コンサートやオペラ公演の本番前日に打っていたステロイド入り抗生剤の点滴のせいでした。
歌い手であれば誰しもが経験する事かもしれませんが、大きい本番の前日に風邪で声が出ないと、激しい不安に襲われるものです。
本番前日、気づけばいつも病院のベッドの上。
私は1シーズンで4回のステロイド入り点滴を打ちました。
ステロイドは打つとその瞬間から数日間は体調が戻ります。
しかし悲惨なのはその後です。
体だけでなく、心までボロボロになりました。
話が少し反れましたが、これを経験して私は大きく成長しました。
大事なのは免疫力だということ。
風邪薬を飲まない理由
私がなぜ風邪薬を飲まないか?
それはその時は良くなっても、その後の免疫力を低下させ、体を弱くしてしまうからです。
ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、風邪薬といって処方される薬は、風邪の菌を直接やっつける薬ではありません。
病院で処方される薬はほとんどが抗生剤です。
それは今の状態を悪化させない為のものであって、治す薬とは違います。
免疫力を高める事が大切
なので私は風邪を引いた時は栄養ドリンクを飲むようにしています。
栄養ドリンクに入っている大量のビタミンは直接風邪の菌をやっつけてくれます。
薬では無いので、副作用で免疫力が低下することも無く、体を直接回復させてくれます。
これにより私は今ではほとんど風邪を引かなくなりました。
よく寝ること、よく食べること、毎日湯船によく浸かること、これらは全て免疫力を低下させない為です。
体温をなるべく高く保ち、免疫力を付ける事こそが私の健康法であり、結果的に声帯を痛めない事に繋がっています。
まとめ
免疫力を高めて強い体を手に入れよう
科学の力は時に人を弱くさせます。
気を付けましょう。
LEE
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