一問一答!
中野・シャーペッグ・ミュージック・カンパニーのボイストレーナーLEE(@BRAD_LEE19)です。
今回も読者様のご質問にズバズバ答えていきます!
今回のご質問はこれ!
名前: けんた
性別: 男性
相談・質問のタイトル: 低音
相談・質問の内容: 曲の中で高い音から低い音に移行する時、その低い所で響きが落ちたり、音程もちょっと下にズレる事がよくあります。何かうまく低い音に移行できるようなやり方などありますでしょうか?
けんたさん、ありがとうございます!
高音域、または中音域から低音域に移行するときの跳躍が上手くいかないという事ですね。
私もこれまで色々な生徒さんのレッスンをしてきて、同じような悩みをお持ちの方をたくさん見てきました。
ではなぜ彼ら(彼女ら)は、跳躍して音程が下がるときに発声が不安定になってしまうのか?
今回はこのような事についてお話をさせて頂きます。
なぜ跳躍して音程が下がるときに発声が不安定になってしまうの?
このようになってしまう人達にはある共通点が存在します。
音程が下がる時の跳躍で、不安定になってしまう人達の共通点
それは、低音域を強く鳴らしすぎる事です。
これは初心者の方々によくある悪い癖です。
なぜ低音域を強く鳴らし過ぎてしまうの?
初心者の方々は、高音域が上手く出ない分、低音域で良い声を出そうと思って、低音域で張りきります。
「高音域が下手くそだから、低音域で取り戻そう!」
このように無意識に低音域で力んでるという事が非常に多いです。
発声を訓練してきてない方々というのは、高音域よりも、喋り声に近い音域(低音域)の方が歌いやすいと思う傾向にあります。
しかしこのような考え方で歌っていると、高音域から低音域の跳躍で、完全に着地失敗します。
どうしたら音が下がる時の跳躍で安定した声を出せるようになるの?
低音域というのは、決して力んではいけません。
跳躍で音程が外れたり、響きが変わってしまうのであれば、今よりも喉の力を4割軽減させましょう。
今が100%の力で歌ってるとしたら、60%の力まで落としてみて下さい。
跳躍の時に、少し声量を減らすイメージで歌ったら上手くいきます。
声の響きに関連する動画はこちら
支えは今よりも強く
更に先の話をすると「喉の力は60%に、支えは120%に」というのが正しいアプローチになります。
支えを今よりも強く意識する事で、声量を落とさずに跳躍することが出来ます。
高音域から低音域の跳躍というのは、体の力が失われやすいので、支えの力も一緒に落ちやすくなります。
なので支えを強く保って、響きが変わらないように訓練をしましょう。
支えに関する具体的な説明はこちら
まとめ
音が下がる時の跳躍は、力まない事!
支えの力まで抜けてしまわないように気を付けましょう。
LEE
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